除菌の時代はもう古い、加菌の時代なのだ

2018-11-30 08:08:08テーマ：発酵

皆さん、発光してますか？？

KYOKOです

今日は、ちょっと専門的なお話。

先日、私の発酵先生が発酵学会で発表するというので、応援もかね講演を聞きに行きました。

先生の講演だけ聞くつもりで行ったのですが、どれもこれも面白く結局、最初から最後まで全部聞いてしまいました。13時～18時まで

中でも印象深かったのは２つ。

発酵をになう麹菌は、単細胞だと思われていたけれど、

2005年にゲノム（生物の遺伝情報）解析されて　「多細胞生物」　だと判明したとの事。

まだほんの最近の事です。

そして2006年に麹菌は日本の菌

　「国菌」として認定されました。

蒸したお米に生えた麹菌
 

乳酸菌は企業がたくさん研究費を出してくれるので、研究も進んでいるけれど、麹菌の研究はまだまだこれからだそうです。

その効果効能、ポテンシャルは高く、科学的解明が期待されるところ

大学の教授は麹菌の研究費が欲しいと切望されていました。

企業にとっては効果効能のエビデンス（証拠）が必要ですが、遠く1200年以上の昔から、生活の知恵、神様からのプレゼントとして、私たち日本人が脈々と培ってきた発酵の技術、文化は、科学的エビデンスがある、無いと言う以前に、大切に次世代に引き継いでいくべきだと強く思いました。

人間の遺伝子は６０兆個、腸内細菌は1000種100兆個以上だそうです

もはや私たちは腸内の菌にコントロールされているのです。

腸内環境をいかによくするかが重要

腸内の環境により、思考、考え方までが変るのです。

※これを証明する面白い話があるのですが、それはまたの機会に。

確かに確かに
麹屋さんや麹を扱っているお仕事の人、皆さん穏やかな印象を受けました

おそるべし麹菌

これからは除菌の時代では無く、加菌の時代なのだ
 

次回は、腸内環境、腸内フローラのお話を。
 

みんなで発光かぞくになろう
Hakko Mama
KYOKO